名古屋は、関東・関西に次ぐ経済圏であり、中部地方の中核都市として経済的・文化的な発展を続けています。代表的なオフィスエリアは、西は地下鉄東山線名古屋駅周辺から伏見・栄方面に広がっています。近年は再開発が進み、高層マンションが次々と建設され、ビジネスマンの通勤時間の短縮にもつながっています。そんな名古屋の最新情報を交えながら、おすすめの人気オフィス街の魅力と特徴をご紹介します。
名古屋のオフィス街とは?
リニア中央新幹線の開通に伴い、名古屋市中心部では都市計画が本格化し、高層オフィスやタワーマンションの建設が続いています。
名古屋駅周辺は、通称「名駅」「栄」と呼ばれ、名古屋を代表するオフィス街として、商業・ビジネスの中心地として発展してきました。
また、鉄道網が発達しており、道路も広いため自動車が走りやすく、関東や関西に比べて通勤がしやすいと評価されています。
ここでは、世界的なパンデミックの影響を受けながらも、リニア開通に向けた都市計画が進む名古屋のオフィス街を詳しく紹介します。
目次
名古屋駅エリア
特徴
名古屋の玄関口である名古屋駅を中心としたエリアで、名古屋を代表するオフィス街です。大手企業やその関連会社、人材派遣会社などが多く立地しています。
2027年のリニア開通に向けて、大名古屋ビルヂング、JPタワー名古屋、JRゲートタワーなど、名古屋を代表するランドマークタワーが次々と完成し、現在も複数の再開発プロジェクトが進行中です。名古屋駅は中村区と西区の区界に位置しています。住所にこだわる企業は、オフィス移転の際に注意が必要です。
交通
名古屋駅は、JR東海道本線、JR中央本線、名古屋鉄道、近畿日本鉄道、名古屋市営地下鉄、名古屋市営バスが乗り入れる、名古屋最大のターミナル駅です。三重県、岐阜県などからの通勤、通学、集客に最適な立地です。また、中部国際空港(セントレア)へも電車で30分と、出張の多いビジネスパーソンのニーズもサポートしています。
経済・産業
商業施設も充実しており、ジェイアール名古屋タカシマヤ、名鉄百貨店、近鉄パッセ、KITTE名古屋、ユニモールなど、多くの物販店や飲食店が名古屋駅東側に集中しています。
駅の西側は「駅西(エキニシ)」と呼ばれ、新幹線の利用客やビジネスパーソン向けに名古屋めしを提供する飲食店や物販店が多く集まっています。再開発の目玉であった駅ビルと周辺ビルの統合は、新型コロナの影響で開発の延期が発表されています。
丸の内エリア
特徴
名古屋駅の北東に位置し、愛知県庁、名古屋市役所、名古屋法務局、名古屋地方裁判所などの官公庁に近く、弁護士、税理士などの士業事務所が多く立地しています。また、桜通、伏見通、大津通の主要道路には、大手生損保ビルなどの高層ビルが立ち並び、大手企業が集積しています。北側には名古屋城や名城公園があり、豊かな自然を感じられるエリアです。
交通
丸の内駅は、名古屋駅から地下鉄で2駅。桜通線と鶴舞線が乗り入れており、通勤・通学に便利なエリアです。東側には名城線久屋大通駅があり、名古屋市内各所へのアクセスも良好です。
経済・産業
大通りから中に入ったエリアは落ち着いた雰囲気で、高層マンションの建設が進んでいます。名古屋有数の文教地区にも隣接しており、今後ますます住宅地としての人気が高まることが予想されます。
伏見エリア
特徴
伏見エリアは、名古屋の2大都市圏である名古屋駅エリアと栄エリアの中間に位置しています。中高層のオフィスビルが林立し、銀行をはじめとする金融・証券会社が多く、オフィス街として人気が高く活気があります。一方で、名古屋市科学館やプラネタリウム、御園座、劇団四季などがある文化的な街でもあります。
交通
伏見駅は東山線と鶴舞線の2路線が利用できるため、多くの人が利用しています。また、名古屋駅と栄駅の中間駅のため、各方面へのアクセスも抜群です。名古屋駅から1区間、徒歩20分です。名古屋駅周辺では家賃の予算が合わないという方は、伏見周辺をご検討ください。
経済・産業
昔は繊維の街として栄えました。現在でも繊維関連の商社が多く、長者町繊維街には問屋や衣料品店が軒を連ねています。堀川に架かる納屋橋周辺では、商業施設、マンション等の再開発が進み注目のスポットとなっています。また、伏見駅構内がリニューアルされ、駅ナカ商業施設が充実しています。
栄エリア
特徴
名古屋駅エリアの東側に位置し、地下鉄 栄駅は名古屋駅から2区間です。松坂屋、三越、ラシック、パルコなどの百貨店や大型ショッピング施設が立ち並び、大津通をメインストリートとして開発された名古屋最大の繁華街です。商業施設などの集客力でナンバーワンの座を失い、不安視されていましたが、再開発が進んだ今では繁華街は輝きを取り戻しています。
交通
栄駅には、地下鉄東山線と名城線の2路線が乗り入れています。また、バスターミナルもあり、公共交通機関が充実しています。名城線は環状線で、栄駅のほか、大曽根駅、金山駅、久屋大通駅など名古屋の主要エリアに停車し、地下鉄東山線、桜通線、JR、名鉄などとの乗り換えも便利です。
経済・産業
商業地としての性格が強く、近年は大津通沿いに高級ブランド店が次々とオープンし、日本有数のブランド街となっています。人通りも多いため、集客を見込む企業のオフィスやクリニックの需要も高いです。また、サカエチカやセントラルパークなどの地下街が広がっています。丸栄百貨店の跡地には、新たな商業施設がオープンしました。今後、中日ビルや栄広場の再開発など、さらなる発展が期待されています。
久屋エリア
特徴
久屋大通に隣接する東区泉1丁目と東桜1丁目周辺のエリアです。久屋大通駅周辺は、久屋大通公園に囲まれたオフィス街でありながら、緑も豊かなエリアです。
丸の内や栄などのオフィス街にも近く、利便性の高い立地です。また、おしゃれな店や隠れ家的なお店があり、富裕層や会社役員に人気の住宅地で、洗練された大人の街でもあります。お子様のいるご家庭には、人気の学区に通えるというメリットもあります。名古屋市役所などの官公庁は、久屋大通駅から地下鉄で1駅の場所にあります。
交通
久屋大通駅には地下鉄桜通線と鶴舞線の2路線が乗り入れており、「栄」駅は1区間の位置関係にあります。また、栄エリアとは地下街でもつながっているため、気軽に歩いて移動も可能です。東山線と名城線が乗り入れる名古屋市の東西南北にアクセスしやすいため、通勤・通学に大変便利な地域です。
経済・産業
テレビ塔がシンボルの久屋大通公園は2020年2月に大リニューアルし、ショッピングや憩いの場として賑わいをみせています。マンションの建設が進み夜間人口が増え始めたこのエリアでは、リーズナブルなグルメスーパーや地下街であるセントラルパークのスーパーマーケットが市民の食卓を支えています。
仕事で心がけているのは、お客さまのニーズを的確に把握することとスピードです。 例えば、オフィスに何名入られるかで必要な広さを計算することができますが、お問い合わせ時点で希望される広さとミスマッチなことがよくあります。 お客さまは不動産のプロではないので、こういうことも念頭に置いて事前準備に時間をかけ、ニーズに合った物件をいち早くご紹介できることがお客様にとって一番大切だと思っています。 |